ピロリ菌感染症
ピロリ菌感染症とは
ピロリ菌は胃の中に住み着く細菌です。長期的な感染が続くことで萎縮性胃炎を引き起こします。
感染経路
主には免疫能力が乏しい幼少期に感染し、衛生環境(井戸水などを生活用水にしていた等)や養育する者(父母、祖父母)から感染する場合があります。
ピロリ菌感染症の症状
ピロリ菌に感染したことによる症状は特になく、ピロリ菌感染によって引き起こされた萎縮性胃炎によって症状は起こることもあります。胃もたれ、胃痛、食後の胃の不快感、食欲低下等
ピロリ菌感染症の検査
ピロリ菌の有無を調べるにはいくつか方法があります。①呼気検査(最も一般的で正確性が高い)②血液検査(ピロリ抗体を調べ、感染の有無を確認)③便中ピロリ検査(便検査でピロリ菌の有無を確認) ※ピロリ菌の検査を保険診療で行うためには胃カメラ検査が必須となります。そのためピロリ菌感染が疑われる場合は胃カメラ+ピロリ菌の検査でご案内させていただきます。
ピロリ菌感染症の治療方法
検査の結果、ピロリ菌が陽性だった場合は除菌治療を行います。除菌治療は内服薬(胃薬+抗生物質)を1週間内服します。除菌治療の2か月後にもう一度ピロリ菌の検査を行い、除菌ができているかを確認します。1回目の除菌成功率は70~90%とされており、除菌に失敗した場合は内服薬の種類を変更して2回目の除菌治療を行います。除菌後も胃の状態によって、定期的な胃カメラ検査が必要です(萎縮性胃炎ページ参照もしくはリンクで飛ぶように)
最後に
現在日本では衛生環境が改善され、生活用水からの感染はすごく減っています。そのため主に家族内感染が感染経路になっており、家族歴の情報も重要になっております。早く除菌ができれば、胃の粘膜の萎縮の進行も少ない状態になるので胃がんのリスクがより低くなります。また家族内感染を減らすため、お子様を生み育てる前にピロリ菌検査を受けることも大切だと当院は考えております。