便秘症
便秘症とは
排便の回数が少ない、便が硬くて出にくい、残便感があるなど、排便に関する不快な状態が続く病気です。
便秘症の症状
排便回数の減少、硬い便、排便時のいきみ、残便感、お腹の張り、腹痛
便秘症の原因
①生活習慣:食物繊維不足、水分不足、運動不足②腸の動きの低下:加齢、ストレス、自律神経の乱れ③排便習慣の乱れ:便意を我慢する習慣④薬剤一部の薬(鎮痛薬、抗うつ薬など)
便秘症の検査
お薬で改善しない便秘や長年の便秘は、必要に応じて大腸カメラ検査などで器質的な病気(大腸がんなど)がないかを確認します。
便秘症の治療方法
①生活習慣の改善:食物繊維の摂取、水分補給、適度な運動、排便習慣の見直し②内服治療 便の状態や原因に応じて薬を選択します
・浸透圧性下剤(酸化マグネシウムなど)
→便を柔らかくする
・上皮機能変容薬(アミティーザ、リンゼスなど)
→腸の水分分泌を促進する
・胆汁酸トランスポーター阻害薬(グーフィスなど)
→腸の動きを促進する
・刺激性下剤(センノシド、一部の漢方薬(センナ・ダイオウ・アロエなど)など)
→腸を直接刺激して排便を促す
便秘薬の使い分けについて
刺激性下剤は即効性がありますが、長期的に使用すると腸が刺激に慣れてしまい、効果が弱くなる・悪化する可能性があります。→便を柔らかくする薬や腸の機能を整える薬をベースに使用し、刺激性下剤は必要時のみ使用することが推奨されます。市販薬には刺激性下剤が多く含まれているため、自己判断での長期使用には注意が必要です。
ポイント
放置すると症状の慢性化、生活の質の低下、痔などの合併症につながることがあります。便秘が続く、市販薬が手放せない、腹痛や体重減少を伴う場合は早めに受診をおすすめします。便秘は体質と考えられがちですが、適切な治療により改善が期待できる病気です。自己判断で市販薬を使い続けるのではなく、原因に応じた治療が重要です。